今日はランチを意識して、ミートパスタにガーリックトースト、コールスローサラダにキャベツとベーコンのコンソメスープといったメニューにした。
私のお母さんも京子さんも美味しいと喜んでくれたから良かった。
「二人とも、仲良く暮らせてる?」
ご飯中、ついに二人の中を探る質問が投げかけられた。
「はい。最初は戸惑いも大きかったのですが、互いに支え合いながら毎日を過ごせています」
支え合うどころか、顔も合わせない日々が続いているけれど。
「そう〜。それなら良かった!」
「支え合いながらって……本当に朱莉、料理とか洗濯とか掃除とか、ちゃんと家事やってるの?郁也さんに任せてない?」
私が全部やってるに決まってるじゃない!とお母さんに向かって叫びたかったけれど、ここはグッと我慢する。
もちろんだよと笑顔で答えようとしたけれど、その前に郁也さんが話していた。
「お恥ずかしながら、家事は全て朱莉さんに任せてしまってます。毎朝俺より早く起きて朝食の準備やお弁当を作り、大学やアルバイトがある日も夕食の準備もされていて、本当に感謝してもしきれません」
「あらやだ、そうだったの?朱莉、頑張ってるのね。疑ってごめんなさい」
「あ、いや……私は、大丈夫」
まさか郁也さんが、私への感謝の気持ちを言葉にするとは思わなかった。
親を安心させるための嘘かもしれないけれど……驚きのあまり、歯切れの悪い返しをしてしまった。



