でも私は、そんな春斗の心を救いたい。
闇の中に沈み込んでしまった心を
光り輝く、美しい心に変えてあげたい。
世界はこんなにも綺麗なものなんだと教えてあげたい。
、、、それから私はいつも以上に春斗に話しかけるようにした。
少しでも、春斗に心を開いて欲しかったから、
そしたら最近春斗は少しだけだけど、
心を開いてくれるようになった気がする。
世間話や愚痴など色々話してくれるようになった。
そして話している時、とても楽しそうに話してくれていることが私は1番嬉しかった。
「ねぇ、春斗?」
「なんですか?」
「春斗ってさ好きな人いるの?」
「へ?」