君は光り輝く太陽になる。

それよりも今は、春斗に会う方法を考えよう。春斗の居場所を知ってそうで、春斗に親しい人は、、、、、
「あっ!」
私は一目散に1年生の教室を片っ端から回った。
「春斗と仲がいい男の子いない?」
「あ〜唄のことですか?うた〜先輩が呼んでる〜」
「へーい」
「こんにちは。」
「何の用ですか?」
「ここじゃあれなのにで屋上行きませんか?」
私は誰もいないであろう屋上へ向かった。
「で?何の用ですか?告白なら断ります。」
「違います。タイプじゃないので、安心して貰って大丈夫です。」
「そうですか。良かったです。なら何の用ですか?」
「あの、春斗と仲がいいんですか?」
「春斗?あ〜はい、仲いい方ですよ。腐れ縁なんで。」
「じゃあ今春斗がどこにいるのか分かる?」
「居場所?、、、、あっ!あなたもしかして
凪咲先輩ですか?」
「え?なんで私の名前知ってるの?」
「そんなの春斗がいつも凪咲先輩の話ばっかりしてるからに決まってるじゃないですか。」
そうだったんだ。春斗がいつも私の話をしてくれていたなんて。やっぱり私は君のあの言葉は認めない。他人なんかじゃない。
「春斗に会いたいの。話したいことがあるから、教えて欲しい。」
「、、、、、ごめんなさい。」
「どうして?」
「春斗に言われてるんです。多分凪咲はお前のところに来るだろうと。そして俺の居場所を聞き出そうとすると。だからその時は絶対に俺の居場所は教えるなって、」
「そん、、な」
そんな徹底してまで私に会って欲しくないの?
でも今諦めてしまえば、春斗に会う方法も
チャンスももう二度となくなってしまう気がする。
だから今諦めることなんて出来ない。
「お願い。それでも会いたいの。春斗が何を抱えているのか、知りたいの。たとえ春斗に好きな人がいるとしても、春斗のそばに居たいの!」
「、、、っ!春斗の好きな人凪咲先輩知ってるんですか?」
「名前は知らないけど、いるって言ってた。」
「はぁ、まだ諦めてなかったんだ。アイツのこと。」
「アイツ?」
「あっ、いえ、、なんでもないです。」