君は光り輝く太陽になる。

凪咲side
『俺の中で凪咲は他人も同然です。』
何度も頭の中で繰り返される言葉。
春斗の中で私は何にもなっていなかった。
私だけが、大切な関係だと思っていた?
そんなこと私は信じない。
だって春斗は心から笑ってくれていた。
私の話を楽しそうに聞いてくれていた。
ずっと笑ってくれていた。
なのにあれは嘘だったの?
そんなこと、、、嘘だ。
じゃあなんで私を遊園地なんか誘ってくれたの?
お礼なんて他人にしないじゃない、普通は。
じゃあどうして、あの時ずっと悲しそうな切なそうな顔をしてたの?
本当に私は君の中で他人だったの?
私はもう春斗のことで頭がいっぱいだって言うのに。
確かめたい。
春斗が本当は私のことをどう思ってくれているのか。
春斗に好きな人がいるとしても、このなんと言えばいいのか分からない気持ちを諦めたくない。
これが恋と言うものなのだろうか?
でも、分からない。
これが恋というものだったとしてもしっくりしない。
だからこの気持ちが恋なんて思わない。