君は光り輝く太陽になる。

「そんな、、、私は、信じない!」
「信じてもらわなくてもいいですよ。」
「え?」
「俺、転校するんで、」
「、、、、、、え?」
本当だよ、凪咲。俺の体はもう限界らしい。だから病院に入院するんだよ。
「どうして?なんで転校する必要があるの?」
「なんでそんなこと、凪咲に教えなきゃ行けないんですか?」
「そ、、それは、、」
「俺の中で凪咲は他人も同然です。そんな人に、転校する理由を話す必要なんてありませんよね?」
違う、、、凪咲は他人なんかじゃない。
俺にとって1番大切な人だ。
あいつよりも、、、、、、



俺らは観覧車を降りた。
「じゃあ、今までありがとうございました。」
凪咲は泣きすぎて、顔が真っ赤だ。
本当は家まで送り届けたい。
1秒でも長く一緒にいたい。
最後に君を思いっきり抱きしめて、君の温度を確かめたい。
でもそんなことをしてしまえば、また俺は凪咲を傷つける。
「さようなら、、、凪咲、、先輩。」
だから最後ぐらい笑顔で君の名前を呼ばさせて、、、
「、、、、、、っ私はまだ、、さようならなんて言わないから。」
凪咲はずっと黙って一人で帰って行った。
俺は凪咲の小さく、絶望で満ち溢れている、背中をただ見つめることしか出来なかった。
ごめんなさい、凪咲。




















さようなら、、、、、、