君は光り輝く太陽になる。

「最初はやっぱりジェットコースターからかな〜。嫌でもコーヒーカップでもいいよね。春斗はどっちがいい?」
「どっちでもいいですよ。凪咲が乗りたい方が乗りたいです。」
「じゃあどっちも乗ろうか!」
「はい。」
「なんか今日の春斗いつもより素直だね。」
「そうですか?」
「うん、なんかあった?大丈夫?」
「、、、、何も無いですよ!早くジェットコースター乗りましょう。」
「う、うん」
ジェットコースターはとても高くて怖かったけど春斗がずっと手を握ってくれてたから、
不思議と安心できていた。
「ぶぅー乗ったねー。」
あれから私達は、コーヒーカップやメリーゴーランド、お化け屋敷にも入った。
他にもたくさんのアトラクションに乗ったから、もう二人共体力的にも限界だった。
「どうぞ。水です」
「ありがとう!いつの間に。」
「今買ってたんです。」
「そうなんだ。ありがとうね。」
「いえ、全然。」
私はペットボトルの蓋を開けて、水で喉を潤した。
「最後に観覧車に乗りませんか?」
「いいね。じゃあ観覧車乗って帰ろうか。行こ!」
「、、、、、」
「春斗?」
「あっはい。行きましょう。」
今日の春斗はずっと変だ。
私が話しかけないとずっと黙ったまんまだし、それどころかずっと上の空って感じ。
どうしたんだろう?何か悩みでもあるのかな?なんて、安易な考えしか思いつかず、考えるのを諦めた。