君は光り輝く太陽になる。

「あの、遊園地のチケット2枚貰ったんですけど、一緒に行きませんか?」
「いいの?」
「はい。誘う人いないので、」
「なんで?好きな人さそいなよー!」
「、、、予定が合わないらしいんです。」
「友達は?」
「男友達と行くのはなんかやだなと思って。」
「そっか、じゃあ行こっか!」
「いいんですか?ありがとうございます!じゃあ今週の土曜日駅前に1時集合で!」
「わかった!ありがとね!」
ということで一緒に遊園地に行くことになったが、今は金曜日の夜。
明日着ていく服を何しようか悩んでいる。
明日は遊園地だからあんまり過ぎるのもあれだし、ゆるすぎるのもダメ、
ワンピースはちょっと決めすぎ、
スポーティーはキリッとしすぎだしな〜
と、悶々と悩んだ末に私は
白のニットにチェックのロングスカート
というガーリーカジュアルコーデで行くことにした。
「少し早く着いちゃったかな?」
集合時間の10分前に着いてしまった。
まぁすぐ来るか。
ドキドキ、、
なんでこんなに胸がドキドキしてるんだろう?昨日服を選んでる時もそうだった。
私は春斗に少しでも可愛いと思ってもらいたい!と思いなら、服を選んでいた。
でも、どうしてそんな感情になっていたのか、私には分からなかった。
恋?まさかそんなこと春斗に抱くわけが無い。
「凪咲?」
「わっ!」
「何驚いてるんですか‪?さっきから呼んでましたよ?」
「嘘!?ごめんね!気づかなかった。」
「いいですよ。別に、てか来るの早いですね。」
「っ、、、それは、、」
「楽しみにしてたんですか?」
意地悪そうな笑みをこぼして春斗は聞いてきた。
「、、、なっ!?、、、」
「フフっ、動揺しすぎ」
「だっだって!春斗がいきなりそんなこと言うから。」
「俺は楽しみでしたよ?」
「っ、、、、!」
「行きましょ!」
と、言って行ってしまった。
なんでずっとドキドキしてるの?
どうして胸がキューと苦しいの?
もしこれが恋というものなら、私は否定する。こんなの私が想像してる恋じゃない。
「先輩?早く行きましょ?」
「あっうん!今行く!」
だから、この気持ちは、、、、、、ただの緊張だ。