二度と会わない相手に話合わせて愛想振りまくぐらい、どうだっていいの。ただ。おじさま達の思惑に乗せられっぱなしもシャクに思えて。咄嗟に口から飛び出した。
「それなら志田がお店を知ってるみたいで、一度行きたかったんですけど」
畳みかけるように満面の作り笑い。
一瞬の間があって向こうも爽やかに。
「是非お付き合いさせてください」
「そうですか?じゃあ車回してもらいますね」
「・・・承知しました」
淡淡とした返事を背中で聴いた。
もちろん志田とお店の話なんてしたことない。でも通じたはずよね?マウント取らせるなって、あたしの暗号は。
「それなら志田がお店を知ってるみたいで、一度行きたかったんですけど」
畳みかけるように満面の作り笑い。
一瞬の間があって向こうも爽やかに。
「是非お付き合いさせてください」
「そうですか?じゃあ車回してもらいますね」
「・・・承知しました」
淡淡とした返事を背中で聴いた。
もちろん志田とお店の話なんてしたことない。でも通じたはずよね?マウント取らせるなって、あたしの暗号は。



