とある冬の季節、フードを深くかぶった少年が、200人ほどの男達をまわりにして立っていた。


と言っても、男達は全員倒れていたが。


これは、奇跡と呼ばれる日。


これは、伝説が生まれた日。


「……お、お前は、いったい……。」


少年は、その問いに答えることなく去っていった。


後に彼……いや、彼女は、圧倒的な強さから『死神』と呼ばれることになる。