恐怖ダウンロード

画面を確認してみると『恐怖アプリ』という、見たことのないアイコンが表示されていた。


「なにこれ?」


今の瞬間にこのおばあさんがダウンロードしてしまったんだろうか?


でも、そんなことあるはずない。


こんなに短い時間でひとつのアプリをダウンロードできるとは思えない。


少女は怪訝そうな表情をおばあさんへ向ける。


おばあさんはシワシワの口を開けて笑った。


口の奥にいまどき珍しい銀歯見えた。


「人に復讐できるアプリだよ」


「え?」


「復讐したい人間がいるんだろう?」


どうしてわかるんだろう。


少女は怖くなって後ずさりをした。


あたしは今学校でイジメに遭っている。


中学に入学してすぐのころ、3日間休んだだけでクラスのグループからあぶれてしまい、それ以来、友達と呼べる子はいない。