恐怖ダウンロード

「夢!?」


「よかった。目が覚めたんだね」


そう言われて、あたしは交通事故に遭ったことを思い出した。


大きなトラックがあたしと夢の体を跳ね飛ばしたのだ。


あの時はもう死んだのだと思って諦めたが、2人とも命は無事だったみたいだ。


「よかった、夢……」


ジワリと涙が浮かんできた。


なによりも夢が生きていてくれたことが嬉しい。


これで損失は終わったはずだ。


これからは夢と一緒に学校生活を送ることができる。


だから早く元気になって退院しないと……。


そう思った時だった。


不意に部屋の温度が下がった気がした。


「なんか、寒くない?」


そう聞いても、夢から返事がなかった。


「夢?」


顔を動かして夢を見た瞬間、あたしは目を見開いていた。


夢のベッドを取り囲むように4人の人間が立っているのだ。