恐怖ダウンロード

死ぬのはあたし1人でいいはずだから。


「なに言ってんの……?」


夢の声が震える。


あたしの腕を痛いほど掴んでいる。


その時、大型トラックがこちらへ向けて走ってくるのが見えた。


あたしと夢は大きく目を見開く。


トラックはあたしたちが見えているはずなのに、スピードを緩めない。


美紀が死んだ時のことを思い出した。


同じような大きなトラックに轢かれていた。


「早く、逃げて!」


あたしは夢の体を突き飛ばす。


反動で体のバランスを崩して、その場に倒れ込んでしまっていた。


「靖子!」


夢が咄嗟にあたしの体に覆いかぶさってきた。


どうして……!


次の瞬間、あたしと夢の体はトラックのタイヤに轢かれていたのだった。