恐怖ダウンロード

「……わかりました。それでは同意書は後日持ってきてください」


あたしの反応に戸惑ったように女性店員は言った。


勢いよく顔をあげ「ありがとうございます!」と、礼を言う。


両親への説明はなんとでもなる。


とにかく一秒でも早く変えたかった。


無理を通してひとりで機種変更を終わらせ、店を出る。


その時にはあたしの体はとても軽くて、まるで付き物が取れたような感覚だった。


新しいスマホにあのアプリは入っていない。


これですべて解決したんだ。


そう思うと、自然と笑顔が浮かんでいたのだった。