恐怖ダウンロード

☆☆☆

1人で病院を出たあたしはその足でケータイショップに来ていた。


中に入るとオレンジ色のユニフォームを着た女性店員が愛想のいい笑顔で迎えてくれた。


「いらっしゃいませ。ご用件をお伺いします」


カウンター越しにそう言われ、あたしはポケットからスマホを取り出した。


「このスマホを解約したいんです」


「解約ですか。少しお待ちください」


女性店員はそう言うと1度店内の奥へと引っ込んだ。


アプリを止めることができないのなら、スマホごと交換してしまうしかない。


そう考えたのだ。


しばらくすると女性店員が戻ってきたので、次に使いたい機種を伝えた。


「申し訳ございません。お客様は未成年のため、保護者様の同意書が必要となります」


そう言い、書類を手渡された。


そこには保護者の同意を必要とするサイン欄がある。


「どうしても今機種変更したいんです!」


でないと次の被害がでてしまう。


順番で言えば美紀だ。


「しかし……」


「お願いします!」


あたしは女性店員の言葉を遮り、頭を下げた。


額がカウンターにつくほど下げて懇願する。