恐怖ダウンロード

夢にあたしの言葉は届かない。


夢は本当に4人とも全員死ねばいいと思っているのだ。


「あたしはもう嫌だ」


思わず、本音が漏れた。


4人はさんざんあたしたちをイジメてきた。


復讐されて当然だと思う。


でも、実際にこの目で死体を見たら、そんな気持ちは吹き飛んでしまった。


これ以上、あのアプリのせいで誰かが死ぬことは耐えられそうにない。


現実は、物語よりもずっとずっと悲惨で残酷なのだ。


人の死ぬは復讐心すら燃えつくしてしまう。


そのことがよく理解できた。


「あたし、もう行くね」


「どこに行くの」


後ろから夢が声をかけてきても振り返らず、あたしはそのまま病院を出たのだった。