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どうにか放課後を向かえたD組だったが、ホームルームが終わっても誰も教室から出ようとしなかった。
あたしと夢は窓際の席に座ってその様子を見ている。
「あたし、帰りたいんだけど」
クラスメートたちに囲まれた美紀が小さな声で言った。
教室から出ようとした美紀をクラス全員が取り囲み、動きを阻止したのだ。
先生は出て行き、ドアには鍵がかけられた。
そしてあたしたちが窓辺のカーテンは閉められていた。
この状況ができあがるまでほんの数十秒だった。
あたしと夢も想像していなかった展開に、胸が高鳴る。
「簡単に帰れると思ってんのかよ」
それは『お前さ、これで終わると思うなよ?』と言った、あの声と同じものだった。
「そうだよね。散々あの2人を放課後呼び出してたんでしょう? あたしたち知ってるんだから」
「今度は自分の番ってわけ。わかる?」
クラスメートたちがジリジリと美紀との距離を縮めていく。
美紀は中心で真っ青になり、逃げだすこともできずに立ちつくしている。
いつもの傲慢な態度は今は微塵にも見えてこない。
「ご、ごめんなさい! 謝るから、だから許してください!」
なにを思ったのか、美紀はその場で土下座をして謝ったのだ。
どうにか放課後を向かえたD組だったが、ホームルームが終わっても誰も教室から出ようとしなかった。
あたしと夢は窓際の席に座ってその様子を見ている。
「あたし、帰りたいんだけど」
クラスメートたちに囲まれた美紀が小さな声で言った。
教室から出ようとした美紀をクラス全員が取り囲み、動きを阻止したのだ。
先生は出て行き、ドアには鍵がかけられた。
そしてあたしたちが窓辺のカーテンは閉められていた。
この状況ができあがるまでほんの数十秒だった。
あたしと夢も想像していなかった展開に、胸が高鳴る。
「簡単に帰れると思ってんのかよ」
それは『お前さ、これで終わると思うなよ?』と言った、あの声と同じものだった。
「そうだよね。散々あの2人を放課後呼び出してたんでしょう? あたしたち知ってるんだから」
「今度は自分の番ってわけ。わかる?」
クラスメートたちがジリジリと美紀との距離を縮めていく。
美紀は中心で真っ青になり、逃げだすこともできずに立ちつくしている。
いつもの傲慢な態度は今は微塵にも見えてこない。
「ご、ごめんなさい! 謝るから、だから許してください!」
なにを思ったのか、美紀はその場で土下座をして謝ったのだ。



