恐怖ダウンロード

こんなことになるなら教室から逃げてしまえばいいのに、それもできないのはアプリの力のおかげなのだろう。


「いつまでデカイ顔してD組にいるつもりだよ」


「クラスの空気が悪くなるんだよねぇ」


「何様だと思ってんだよ、勘違い女」


一度決壊したダムが簡単には直らないのと同じように、あふれ出した感情も止まらない。


今まで我慢を強いられてきた分、余計に辛辣な言葉が飛び交う。


「お前さ、これで終わると思うなよ?」


誰かがボソッと、そんなことを言っていた。