恐怖ダウンロード

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結局、陸も病院に搬送されることになり、教室に残ったのは美紀1人だけだった。


「あ~あ、なんか腕が痛いなぁ」


どうにか自習が再開された時、夢が右腕をさすって言った。


「どうしたの?」


「普段イジメられてるから、体中が痛いんだよね」


突然そんなこと大きな声で言うから驚いた。


夢は周りの反応と美紀の反応を楽しんでいるようだ。


今は自習時間中で先生もいないから、気にする必要はない。


「それって、あいつのせいじゃん?」


男子生徒の1人が夢の言葉に反応して美紀を指差した。


その瞬間、美紀がビクリと体を震わせてうつむいた。


クラスカーストトップだった美紀も、1人になってしまうと弱い。


もう美紀は女王様でもなんでもなかった。


「確かに、やりすぎだよなぁ」


「あたしたちもそう思ってた」


「1人になった途端大人しくなるとか、卑怯だよね」


美紀へ向けて次々と罵倒が投げつけられる。


それでも美紀は反論もできずにうつむいたままだ。


さっきの出来事を見ているから、下手に動けないのがわかった。