恐怖ダウンロード

美紀の顔がスッと青ざめていくがわかった。


今のままでは誰も助けてくれないと、ようやくわかったのだろう。


「お前ら、あたしに逆らったらどうなるか……!」


威勢よく怒鳴ろうとした美紀のマスクをあたしは外した。


大きく開かれた口の前歯2本がなくて、思わず笑ってしまった。


「美紀の顔ヤバイじゃん!」


「あはは! もうギャグだよね」


夢と2人してお腹を抱えて笑う。


あたしたちに怒鳴ったってもうなんの意味もない。


4人はバラバラになったのだ。


その時点で、脅威は消え去った。


そのことを美紀も気がついたのだろう。


呆然として立ち尽くしてしまった。


「人にお願いするときってさ、やり方があるよね?」