無気力なあざといくんは真面目ちゃんを離してくれない。


善の顔色が急に変わり、どうやら怒っているようだった。

善は私の腰に腕をまわして引き寄せ、反対の手で私の後頭部を触った。



「まだ自分がどれだけかわいいかわからないの?いつこうやって触れてもおかしくないんだよ」

「……わ、私が?そんなことあるわけないよ……。さっきのだって、きっとちょっとからかわれただけで……」

「本当に男のことわかってないんだね」



善は吐き捨てるようにそう言い私の背中を壁に当て、私の両手首を片手でつかむと頭上へとあげた。

身動きをとれなくなった私は目の前の彼を直視することができない。

すると、腰のあたりから善の冷たい手が服の中へと入っていくのがわかった。



「善……やめて……っ」

「男を相手にしたらこんな簡単に押さえつけられて、抵抗もできないんだよ」



ゆっくりと体をなぞりながら這い上がっていく善の冷たい手。

怖さと不安でいっぱいなはずなのに……その気持ちとは裏腹に息が漏れてしまう。

それに気づいた善は、今度は胸元のボタンを1つ、2つと……外していくと、私の胸元に軽くキスをする。