無気力なあざといくんは真面目ちゃんを離してくれない。


でも、誰かさんってもしかして峰本さんのこと……?
今日文化祭に来てくれたから、楽しめたってことなのかな……。


心の中にまるで鉛の塊があるかのように、一気に息苦しさを感じる。



いつまでもこんなに苦しい思いをしたくない。
峰本さんとどうなったのかを聞かない限り、モヤモヤがなくなることはないし、はっきり振られないと私も気持ちを切り替えることができない。


ーー机の下で握る手に力を込め、私は口を開いた。



「……私ね、さっき図書室で見ちゃったんだ」

「……」

「峰本さんに……告白されてたよね」

「……うん」

「峰本さん、かわいいよね」

「……まぁ、そうかもね」



そんなことを言いたいわけじゃないのに、余計な言葉が出てしまう。

峰本さんがかわいいのは当たり前のことで、善もかわいいって思ってるなんてわかりきっていた。

それなのに……ズキズキと痛む私の心。
自分で自分を苦しめてる……バカみたい。



「善も人気者で、峰本さんもかわいくて……お似合いだと思う」