Young days

『馬鹿だねぇ〜。』


秀晴と流唯がそんな時間を過ごしていた頃…一緒に帰った莉乃と七琉美はこんな会話をしていた。


『ナル…今日ママ連れて来てたんだね?』


『……うん。』


『あの写真…パパの部屋に置いてあるやつだよね?』


『……父さんが、母さんにも花火見せてやってくれって…。頼まれたから…。』


莉乃は笑顔で何度も頷いた。


『……このまま行くの?約束の場所。』


『……どうだろ…。まだ…伝える言葉が纏まってなぃ…。』


『…うん。でも…もう待ってるんじゃない?』


『……………………。』


『とりあえず行って、顔見て…その時思った事そのまま伝えてあげたら?』


『…え?』


『彼女にとって、告白してから今日まで…息するのも苦しいくらい長かったと思うんだ…。特に今日は。だから…"待つ"ってゆう苦しみから早く解放してあげて欲しい。その選択をしたのは彼女かもしれないけど、それは答えを聞くのが怖いの半分…残りの半分は、ナル…あんたの為を思ったからなんじゃないかな…。』


『…俺の為?』


『だって、小さい頃からずっと一緒に居た相手に告白したんだよ?戸惑うに決まってんじゃん。相手困らせるって思うじゃん?ナルの事、大好きだから…言いにくい事言わせたく無い…って、"来なかったら諦める"ってゆうのはそうゆう事だと思うよ。』


『…………姉貴。父さんの部屋にこれ…戻しといて。』


七琉美は母の写真立てを莉乃に渡した。


『…わかった。ちゃんと、向き合っておいで。』


七琉美は無言で頷き約束の場所へと向かい坂を登った。