Young days

烏龍茶をもらうと、ジョッキの半分を一気飲みした莉乃。


『もういぃ?』


『うん。オッケー。』


『だから、姉貴…告った事あんの?』


『なんで急にそんな事聞くのよ〜?』


『…別に誰に?とか聞きたい訳じゃないから。有るか、無しかで答えて。』


『……あ…る…。』


『あるんだ?』


『だったら何よ?』


『え、待って。姉貴ってこっち居た時彼氏とか居なかったよね?』


『……だから?』


『て事は、その人にフラれた?』


『はぁ?何でそうなるのよ?』


『え、違うの?』


『……どうなったかなんて、どっちでもいぃでしょ?有る無しで答えろって言ったから答えたのに、その先聞く〜?』


『…フラれる側の話を聞きたかったから。』


『……ん?それってどっち?あんたが振る方?それとも振られる方なの?』


『ん〜。どっちも聞いときたいトコだけど…。』


『ちょっとやめてよ〜!な〜んで姉と弟で焼き肉食べながら恋バナしなきゃなんないのぉ!?』

笑い出す莉乃。

それもそうかと思う七琉美。


『で〜?近々誰かをお振りになる予定でもあるの?でもって、振られる予定もあるって事?』


『…予定は未定だから。』


『あのねぇ、ナル。姉ちゃんは告った事があるのは認める!告られて、振った経験もある。でも、振られる経験てまだナィんだわ。恋人と別れを経験した事もまだ無いの。だから…失恋に関しては私も知らない事の方が多い。』


『…ん?今サラッと彼氏居るって言った?』


『そ〜んな事はどうだっていぃのッ!大丈夫なのはこっから!』

莉乃は七琉美の目をジッと見た。

『誰かを想う気持ち、恋。それなら分かる。姉ちゃん自分から告ったけど、片想いの経験だったらイヤってほど分かる。』

『…いや、告ってオッケー貰ってんでしょ?』

『馬鹿馬鹿。返事貰うまでは誰だって片想いしてんだよぉ!好きになってから、告白して返事聞くまでは、ダメ元だろうと何だろうとまだ失恋してないんだから!』

『………………そっか。』