Young days

今日は週末ともあって、昨日にも増してビーチには海水浴客が溢れた。暑さと、早過ぎる早起きのせいか午後の流唯は何度も水で顔を洗った。伊織は疲れや睡魔を感じる間もなく動き回っていた。


『おぉ〜お前ら水分摂れよ〜!忘れんな〜!ぶっ倒れんぞぉ〜!』


秀晴は、皆を気遣ってこまめに声を掛けた。


日が落ち始め、客が引くと流石に全員グッタリだった。

『お疲れちゃん。お前らホントよくやってるよ〜。マジ感謝してるッ‼︎まだ2日目だけどッ‼︎』

秀晴がキンキンに冷えたコーラを6本テーブルに並べると、みな我先にとそれに手を伸ばした。いくら飲み放題とは言え、こうも忙しい日はなかなかそんな余裕も無く、仕事終わりのコーラが彼らにとって最高に美味い事を秀晴は知っている。


『どうだぁ〜?今日は土曜だし、ちょっとぐらい遅くなってもいぃだろ?』

『え?』

『もうHP残って無いっすよ…。』

まだ仕事を頼まれるのかと思い、流唯は嘆いた。


『バーカ。飯食ってけって事だろ!』

『えぇぇぇ〜ッ!!!』

七琉美以外は全員テンションが上がった。

『…焼き鳥、残ったって事でしょ…。』

冷静に呟く七琉美。

『バレたぁ〜??だって、あんだけ言ったのに、お前らフランクフルトだの、イカ焼きだの…って違う注文ばっか入れてくんだもぉ〜ん。それでも、優しい優しいヒデ様が?お前らに出した今日の昼飯何ですか?はい、ナルちゃん。答えて?』

『…冷麺。』

『ノンノンノン!正式名称で?』

『ひでスペシャルごつ盛り冷麺…。』

『ピンポ〜ン!ひでスペシャルごつ盛りだせぇ?あんな忙しかったのに、あえてそれを作った俺マジ優しくなぁい?』

秀晴のドヤ顔に何も言えなくなる6人…。