それから2人は駐車場に車を止めるまで何も話さなかった。ただ、同じ曲が何度も繰り返される車内でそれぞれ思いにふけた。
駐車場に着くと車を止めた秀晴は、CDを取り出しケースに閉まった。七琉美は、それを不思議そうに見ていた。
『これ、お前にやる。』
『えっ……。』
『言っただろ?この曲聴きながら最後のドライブだって。』
『…でも、これッ。』
『もう俺には必要ない。今日で、こいつとはオサラバだ。お前も免許取って…車でも買ったら流せばいぃ。で、その車に乗せてもらった俺は助手席で聴くんだよ。たまに聴ければそれでいぃ。もう…そんぐらいでいぃ。』
秀晴は何かを吹っ切れた様に見えた。
『…大事にする。大事に聴く。』
『まぁ、あんま聴き過ぎんなよ?ずっと聴いてっと、いつの間にか40になってっから。』
秀晴は笑いながら車を降りた。
『……明日は行くよ。』
『…えッ!?』
『これ、くれたお礼に。』
『…ったく、素直じゃないねぇ〜。アイツらに会いたいって言えよ〜。』
『それは直接言わないと…。』
『…なんか、今…あれだねぇ…急に駆け上がったね。』
『…何を?』
『大人の階段ってやつ。』
『どこにあんのそんな階段。』
『やだぁ〜ナルが笑うから腹減って来たぁ〜!』
『……あっ、なんか俺も腹減ったかも。』
『飯食う?てか今何時?莉乃もう飯食ったかなぁ〜?兄貴帰ってるなら俺作ってもいぃけど?あ、てかお前スマホどした?』
『新しいの貰ったよ。』
『え、マジで!?最新?』
『まだ箱から出してもないよ。』
『えぇぇぇぇッ!帰ったら開けようぜ?』
『なんでヒデオジが開けようとしてんの?』
『えっ、ちょっと触りてぇ〜じゃん。』
『ヤダよ〜。』
2人はまるで仲のいい兄弟の様に肩を組んで歩いて帰った。
駐車場に着くと車を止めた秀晴は、CDを取り出しケースに閉まった。七琉美は、それを不思議そうに見ていた。
『これ、お前にやる。』
『えっ……。』
『言っただろ?この曲聴きながら最後のドライブだって。』
『…でも、これッ。』
『もう俺には必要ない。今日で、こいつとはオサラバだ。お前も免許取って…車でも買ったら流せばいぃ。で、その車に乗せてもらった俺は助手席で聴くんだよ。たまに聴ければそれでいぃ。もう…そんぐらいでいぃ。』
秀晴は何かを吹っ切れた様に見えた。
『…大事にする。大事に聴く。』
『まぁ、あんま聴き過ぎんなよ?ずっと聴いてっと、いつの間にか40になってっから。』
秀晴は笑いながら車を降りた。
『……明日は行くよ。』
『…えッ!?』
『これ、くれたお礼に。』
『…ったく、素直じゃないねぇ〜。アイツらに会いたいって言えよ〜。』
『それは直接言わないと…。』
『…なんか、今…あれだねぇ…急に駆け上がったね。』
『…何を?』
『大人の階段ってやつ。』
『どこにあんのそんな階段。』
『やだぁ〜ナルが笑うから腹減って来たぁ〜!』
『……あっ、なんか俺も腹減ったかも。』
『飯食う?てか今何時?莉乃もう飯食ったかなぁ〜?兄貴帰ってるなら俺作ってもいぃけど?あ、てかお前スマホどした?』
『新しいの貰ったよ。』
『え、マジで!?最新?』
『まだ箱から出してもないよ。』
『えぇぇぇぇッ!帰ったら開けようぜ?』
『なんでヒデオジが開けようとしてんの?』
『えっ、ちょっと触りてぇ〜じゃん。』
『ヤダよ〜。』
2人はまるで仲のいい兄弟の様に肩を組んで歩いて帰った。

