Young days

『何それ、やめてよ。…ヒデさんよく言うじゃない?アオハルは秒で終わる…って。』


『あぁ。』


『私のアオハルは終わったから…。ヒデさんの言う通りだった。ホント…、一瞬で終わっちゃった。』


秀晴は手にしたタバコを一旦置いた。


『なぁ、衣千華。青春てのは、人生でゆう春を例える時期の事を言うんだってよ。けどよ?歳とか時期とかそうゆうのに囚われず…ずっとキラキラしてりゃ〜それはもう人生そのものが青春で呼べんじゃねぇ〜か?つまり…俺が言いたいのはな、俺もお前もまだ青春真っ只中って事よ。人生はあっという間。いつか力尽きて瞼を下ろすその瞬間にさぁ、あぁ…俺の青春は今終わるんだな…って自分がそう思えたら最高じゃねぇ〜か?』


『…うん。』


『だから、アオハルはまだ終わらない。まだまた続くぜぇ〜?』


秀晴の笑顔に衣千華も笑った。


『ヒデさぁん!俺もカフェオレがいぃ!』


早速いつも通りの流唯が甘えに来た。


『あーあ、俺も見たかったなぁ〜。お前の激おこプンプン丸〜。』


『あっ!言ったね?ヒデさん言ったね?』


『あぁ〜いぃ〜いぃ〜。やっぱ面倒くせぇ〜わ。』


そんなやり取りを見て皆が笑う中に七琉美が居ない事を、誰もが寂しさを感じていた。


『…やっぱあれだなッ?まぁ〜今は1人欠けてっけど。結局、お前が居ないと…何だかんだ俺も楽しくねぇんだわッ。それがよ〜く分かった。お前と一緒に過ごせる最後の夏だ。欠けた1人は、俺が必ず連れ戻す。だから…最後まで笑っててくれ。』


秀晴は皆にそう伝えた。