Young days

流唯は辺りを見渡した。


『…ナルは?衣千華も…。』


優月は首を振った。





『………おはよ。』



みんなが振り向くと、衣千華が立っていた。



『衣千華〜ッ。』



気まずそうに入って来た衣千華に果奈が駆け寄った。



『遅刻して……ごめん。』



笑顔で謝る衣千華を皆は温かく迎えた。



『だよな?衣千華は遅刻だよな〜。どっかの誰かさんは無断でズル休みしようとしたんだぜぇ〜?しかもメッセージで!』


秀晴の流唯イジリに皆が笑った。


『てか、この状況で6人もいる?』


ガラガラなビーチを見て流唯はそう言うと秀晴に頭を叩かれた。


『バーカ。衣千華、カフェオレ飲むか?』


『ありがと。』


秀晴がカウンターに入ると、衣千華はそれに付いて行った。


『思ったより早かったじゃん来んの。』


カフェオレを作りながら秀晴は笑った。


『…うん。準備は出来てたの。いつでも出れるってトコまで……けど、ドア開けるまでに時間かかった…。』


苦笑う衣千華。


『…俺ちょっとは役に立っちゃったぁ?』


『うん。ありがと。おかげで来れた。』


『ハイッ。超〜うめぇ〜から!』


秀晴は笑顔でカフェオレを渡した。


『ありがとな。来てくれて。おかげでolu'oluに笑顔が戻った。』


衣千華は笑顔でカフェオレを飲んだ。


『美味しい…。』


『な?言ったろ?』


『美味し過ぎて泣きそう。』


秀晴はカウンター越しに両手を付くと、衣千華の顔をジッと見た。


『お前、前よりずっと素直んなったな。』


『えっ?』


『その方がずっといぃ。元々悪くねぇ〜んだから、素直さが増したら今まで以上に男が群がっちまうなぁ?』