Young days

『よかったな。自分の居場所、見つけたって顔してんじゃん。莉乃に感謝しろよ〜?』


秀晴もまた嬉しそうに肉をひっくり返した。


『……ありがと。』


七琉美がそう伝えると、莉乃は少し泣きそうになった。


『何言ってんのぉ〜。今からが大変なんだからねッ。私もあんたも、ちゃんと無事卒業しなきゃね。』


『…そりゃそうだ。』


父が笑うと、皆が笑った。




olu'oluを出て、家の前まで来ると七琉美は父にも感謝を伝えた。



『……父さんも、ありがとう。』



父は七琉美の肩をポンポンと2度叩いて家の中へと入って行った。



『風呂、先に入りなさい。』


そう言って自分の部屋へ向かった父は、華奈緒の写真に手を添えた。



『…今日、七琉美が笑ってたよ…。』



亡き妻にそう話しかけ微笑んだ。




七琉美はシャワーを浴び、部屋へ行くとスマホを充電器しベッドに身を沈めた。



すると、流唯から着信が入った。



『…流唯?どした?』


電話の向こうで興奮した様子の流唯に七琉美は身体を起こした。


『ナルナルナルナルナルナル〜ッ!』



『落ち着けよ流唯。』



『どうしよう…俺大変な事に気付いちゃったかもッ!』


『……大変な事…?』


『そうッ!兄ちゃんが言ったんだよ!』


『…だから、何を?』


『莉乃さんにッ、ナルの姉ちゃんに!プッ…プロポーズした!って…!』


七琉美は一瞬驚いたが鼻で笑った。


『…だから何だよ。』


『えっ…バカバカッ!ナル気付かない?莉乃さんが、兄ちゃんと結婚するって事は、俺とナルは親戚になっちまうって事だよ?』



七琉美もようやくその事に気付かされた。



『……あっ……そうなる…か…。』



『だろッ!?そうなるだろッ!?』