『……………………。』
黙ってしまう伊織を七琉美は見つめた。
『……叶わないって…分かってて、でも好きで……どうしようもなかった…。衣千華を見てると…まるで、自分を見てるみたいで…抱きしめてやりたくなる…。正直言うと、伊織を"好き"って思ってた気持ちとは、違う"好き"なのかもしれない…。だけど、もうアイツしか見ないって、アイツだけを見るって決めたから…。伊織と距離を取ったのは、俺の方だ。』
伊織は黙って聞いていた。
『……だから、謝るよ。』
『…え…?』
『……勝手にキスした事……伊織を避けてた事…そうさせてしまったのも…全部俺が悪い…。』
伊織は首を振った。
『……話せてよかった…。ちゃんと、謝らなきゃ…って、思ってたから。』
『……私も…ごめん。』
七琉美は伊織の顔を見た。
『ナルに"好き"って言われたと思ったら、次の日には流唯とそうなってて…。私の中で罪悪感みたいなものがあったのに…衣千華と付き合ったって聞いて…ちょっと…嫉妬?じゃ無いけど…最低だよね。ナルにも、流唯にも…衣千華にまで…私…最低だッ…。』
"嫉妬"
伊織の口から出たその言葉が七琉美の感情を激しく揺さぶった。
『…でも、よかった。ナルがちゃんと衣千華を…衣千華だけを見るって言ってくれた事…今は心から喜べる自分がいて、ホッとした。ずっとモヤモヤしたままだったら…私、もっと最低な女になっちゃうトコだったよ…。』
『………伊織…。』
『話せてよかった。もう距離は取らない。これからも、これまで通りのウチらだよ。』
そう言って笑う伊織に、七琉美はそれ以上何も言えなかった。
『……うん。』
2人は笑みを見せると、優月が待つ通りへと戻った。
黙ってしまう伊織を七琉美は見つめた。
『……叶わないって…分かってて、でも好きで……どうしようもなかった…。衣千華を見てると…まるで、自分を見てるみたいで…抱きしめてやりたくなる…。正直言うと、伊織を"好き"って思ってた気持ちとは、違う"好き"なのかもしれない…。だけど、もうアイツしか見ないって、アイツだけを見るって決めたから…。伊織と距離を取ったのは、俺の方だ。』
伊織は黙って聞いていた。
『……だから、謝るよ。』
『…え…?』
『……勝手にキスした事……伊織を避けてた事…そうさせてしまったのも…全部俺が悪い…。』
伊織は首を振った。
『……話せてよかった…。ちゃんと、謝らなきゃ…って、思ってたから。』
『……私も…ごめん。』
七琉美は伊織の顔を見た。
『ナルに"好き"って言われたと思ったら、次の日には流唯とそうなってて…。私の中で罪悪感みたいなものがあったのに…衣千華と付き合ったって聞いて…ちょっと…嫉妬?じゃ無いけど…最低だよね。ナルにも、流唯にも…衣千華にまで…私…最低だッ…。』
"嫉妬"
伊織の口から出たその言葉が七琉美の感情を激しく揺さぶった。
『…でも、よかった。ナルがちゃんと衣千華を…衣千華だけを見るって言ってくれた事…今は心から喜べる自分がいて、ホッとした。ずっとモヤモヤしたままだったら…私、もっと最低な女になっちゃうトコだったよ…。』
『………伊織…。』
『話せてよかった。もう距離は取らない。これからも、これまで通りのウチらだよ。』
そう言って笑う伊織に、七琉美はそれ以上何も言えなかった。
『……うん。』
2人は笑みを見せると、優月が待つ通りへと戻った。

