「はい！じゃあまずは自己紹介から!!｣
岡本先生の合図で私の大嫌いな自己紹介の時間が始まった。

今日は中学校生活始まって一日目だ。
昨日は入学式ですぐ帰宅だったから感じんな1日目。ここで全てが決まると言っても過言ではない。
と、人の自己紹介を聞きながらボーとそんなことを考えてる私は変なのかもしれない。
思えば小学校の頃も佳奈ちゃん変!!
なんてよく言われた。
だから！中学校では言われないようにと小学校の友達がいないこの中学校に入学したのだ！
だから、絶対成功させないと〜!!
「じゃあ次は佳奈さん」
ここで、私の番だ。
「はい。双葉小出身の七瀬佳奈です！
部活では吹奏楽部に入ろうと思ってます
よろs」
ガラガラ
「すいません!!寝坊しました!!」
…。最悪だ。まさかの自己紹介の時に遅刻
の人が来る予想通り注目は全て扉の方に私は自己紹介を強制的に終わらせ席に着く。
そして、みんなと同じ扉の方を向いた。
「こらっ!!入学初日に遅刻なんてねぇ!!
ダメでしょう!!気おつけなさい！」
案の定岡本先生に怒られてる。
「じゃあ。もう自己紹介そのままして？」
「あ。はい」
そう言って遅刻少年は自己紹介を始めた
「えーと。佐久間快斗です。部活では野球
部入る予定なんで仲良くしてください｣