危険な香りが漂ったがスルーをし、今はお風呂に入りすっきりした身体をベッドにインしている。

(寝心地さいこーだなあ~)
このふわふわにずっと肖れるならこの生活も満更じゃないな。なんて心の声は閉まっておこう。

ガチャーーー。
「真琴?もう寝た?」

お風呂上がりの玲くんがやってきた。
「ううん。起きてるよ。
 玲くん、お先にお風呂ありがとう。
 美味しいディナーも。」

「寝てないなら、少し話そう。
 布団に入ったままでいいから。」

話そうと言われたので起き上がろとしたら、それは制され、玲くんもお布団に入ってきた。
(寝ちゃいそう。頑張らなきゃ。)

「玲くん、何かあったの?
 何だか畏まっちゃって。」

少し布団に顔を埋めて玲くんの出方を伺う。

「真琴に一つ、クイズ。
 ご飯を食べに行く途中の会話で俺は一つ真琴に大事な話をした。
 さあ、なんでしょう?」

「へえ?いきなり、なに?
 しかも選択問題じゃないの?」

「選択問題にする程の難しい問題じゃない。
 回答権は一度だけ。
 間違えたらどうしようかな~」

「ちょっ、ちょっと待って!!
 答えるから!!」

眠気覚ましのクイズ番組じゃないよね?
完璧に目覚めたよ。。。