心理作戦といこうか。

とにかく、部屋数がありすぎて何処を開けたら寝室なのか忘れてたしまったのもあるけど。
玲くんだって勝手に見られたくない空間が何処かにあるだろうし。

「真琴?
 俺たちの関係は覚えてるよな?
 別々の部屋で寝るわけないだろ?」

「へえ!?
 覚えてるけど。
 じゃ、じゃあ、ベッドは!?
 まさか一緒じゃないでしょ!?」

「一緒に決まってるだろ?」

クラっと眩暈がした。
彼を見ると真剣な表情をしてた。
玲くん…は、本気だし正気なんだ。

「・・・。
 は、恥ずかしくて一緒にだなんて寝れないよ・・・。」

私のアパートで使っていたテレビって何処に行ったのかな。。。なんて考えている事がバレたら怒られそうな状況だ。

それでも気になるのは、録り溜めているドラマやアニメがまだ観てないのがたくさんあるから。。。
たぶん。というか絶対的に以前使っていた私のベッドはないだろうし。。。

くたくたの部屋着の他に何を勝手に処分されたのか怖くて聞けないな。。。
特に高価な物のない辺鄙な部屋を片付けている玲くんを想像すると何故か申し訳ない気持ちになる。
私の両親は玲くん側に付いているっぽいし。