心理作戦といこうか。

え、、、っと、これは、一体・・・?
う、、、っんと、どういう事・・・?
昨夜から怒濤の状況変化についていけなくなってきた。

「ねえ?副業の話は?
 今日は新しい副業の事を話すんだよね?
 私のアパートはどうなっちゃうの!?
 ママとパパの許可って!?」  

混乱、パニック、めまい。。。に襲われる。
自分で右手の甲を左手の親指と薬指でつねってみたが、痛みがあるので現実だと分かった。
俯いていた私の顔を彼の両手が頬を包み目が合わされる。

「真琴?
 何言ってる?
 昨夜、副業は辞めろと言った。
 だからもう、真琴は副業なしだろ?
 それなのに別の副業なんてあり得ない。」

「・・・?」

「真琴のアパートはお義父さんが契約してただろ?
 だから、頼んで手続きをしてもらった。
 "お陰さまでやっと、真琴と一緒に暮らせる事になりましたので解約お願いします"って。」

「えっ・・・!?」

彼と私の父と関係ってどうなってるの?と自分の知らないところで、話が変な方向で纏まっている気がした。
確かに契約時に保証人などの関係で父にお願いはしたけど……。


「真琴のご両親は"真琴が頑固でごめんなさいね。玲君と一緒になってくれたら、私たちも安心だわ。"って祝福してくれたぞ。
 真琴の一人暮らしが心配だったから早く一緒に暮らして欲しいって。
 もちろん、俺の親も祝福してる。
 "早く、孫を抱きたい"って。」

混乱、パニック、めまい、視界が歪む。
色んな意味でびっくりだなあと他人事になってしまうほどに狼狽えている。
まさか、副業がバレてこんな事になるなんて思ってもみなかった。