〜瑛多〜
あれから翔琉とは話していない。
ライバルとは話したくない。
「やっぱり藤井さんは可愛いよなぁ。1回でいいからあんな子と付き合ってみてぇーわ。」
相変わらず日葵はもてる。ま、可愛いのは間違ってない。でも俺はそれ以上に知っている。だからあんな風に言う奴らぎ許せない。
「や、やべぇ。なんか睨まれた。」
俺の視線に気づいた奴がそんな風に言う。
お前らは何も知らないだろ?
どんなに頑張ってるか。
どんなことがあっても自分を貫いて堂々としているけど本当はとても弱いことも。
みんなの前では強がっていても本当は弱虫なことも。
俺しか知らないことがたくさんある。
誰にも教えたくない。
俺の日葵への愛は誰にも負けない。
「お前、日葵とどうだ?」
ニヤニヤしながら翔琉が聞いてくる。
「順調だよ、お前よりもな。お前なんかじゃ日葵の隣は似合わねぇ。さっさとあきらめな。」
こんなので翔琉が引くとは思わない。翔琉が諦めの悪い男なのは知っている。だから、これぐらい言っておかないと負けそうな気がする。
負けてたまるか。あんな奴に。
「そんなわけねぇだろ。本気だよ。日葵のこと。お前よりも愛してるんだよ。選ぶのは日葵なんだよ。でも日葵は俺を選ぶけどな。」
何なんだよ。こいつ。こんな奴を日葵が選ぶわけねぇだろ。
「これはこれは凄い自信をお持ちのようで。でもな、お前みたいなやつを日葵は選ばねぇよ。」
「そんなの分かんねぇじゃん。俺らが言い合っても最終的に選ぶのは日葵なんだから。ま、お前が選ばれるわけじゃねぇんだから諦めれば?」
さっきから何なんだよ。上からすぎるだろ。そんな奴を選ぶわけねぇだろ!バカか!
「警告ありがとうございます。でもな!お前なんかよりも俺の方が何倍も何倍も一緒にいるんだから勝てるわけねぇだろ!」
幼なじみの関係を出さないと対抗できない俺。
そう言わないと負けそうな気がして……
「いつまで幼なじみ幼なじみ言うんだ?そんなの捨てろよ。正々堂々と戦えよ!」
「はぁ?そんなもんとっくに捨ててるわ!幼なじみなんて思ったりことねぇよ。俺は昔から日葵しかいねぇんだよ。幼なじみもだけも女としても日葵さえいれはそれでいいんだよ!」
イライラしてその場から立ち去る。
勝てるかは分からない。
ただ日葵にとって俺はただの友達じゃない。
たくさんの困難も幸せも怒りも共に過ごしてきたんだ。これっぽっちの関係なんかじゃない。
でも振られるとその関係よりも翔琉との関係の方が上になってしまう。
それだけは阻止したい。
どんな手をつかっても。
今月末、俺らの学校では文化祭がある。そしてそこでは後夜祭もあってそこには毎年恒例企画として大人気の「告白大会」がある。
このチャンスを逃すわけにはいかない。
だから、ここで翔琉か俺かを日葵に選んでもらおうと思う。
決着をつけようと決心した次の日。部活に行く翔琉を待ち伏せした。
「おう!どしたんだよ!負けを認めに来たのか?お前らしくないぞー!」
負け?そんなもの認めるわけねぇだろ
「そんなんじゃねーよ。お前さ今月末に文化祭あんだろ?そこで決着つけようぜ!俺とお前が同時に告白する。そして日葵がどっちかを選ぶ。どうだ?平等だろ?」
これ以上に良い条件なんてない。これを受け入れてもらえないと不平等だ。
「いいぜ!俺とお前の真剣勝負。おもしれぇじゃん!ま、お前なんかに負けてたまるかよ」
散々言いやがって。何だこいつ。負けることを考えちゃいない。
「翔琉!負けたときのこと考えとけよ!お前に幸せなんて一生来ねぇよ!」
負けるのは翔琉だ。俺なんか負けるわけない。負ける理由がない。こんなに好きなんだから。
この俺様が…負けるわけない!
あれから翔琉とは話していない。
ライバルとは話したくない。
「やっぱり藤井さんは可愛いよなぁ。1回でいいからあんな子と付き合ってみてぇーわ。」
相変わらず日葵はもてる。ま、可愛いのは間違ってない。でも俺はそれ以上に知っている。だからあんな風に言う奴らぎ許せない。
「や、やべぇ。なんか睨まれた。」
俺の視線に気づいた奴がそんな風に言う。
お前らは何も知らないだろ?
どんなに頑張ってるか。
どんなことがあっても自分を貫いて堂々としているけど本当はとても弱いことも。
みんなの前では強がっていても本当は弱虫なことも。
俺しか知らないことがたくさんある。
誰にも教えたくない。
俺の日葵への愛は誰にも負けない。
「お前、日葵とどうだ?」
ニヤニヤしながら翔琉が聞いてくる。
「順調だよ、お前よりもな。お前なんかじゃ日葵の隣は似合わねぇ。さっさとあきらめな。」
こんなので翔琉が引くとは思わない。翔琉が諦めの悪い男なのは知っている。だから、これぐらい言っておかないと負けそうな気がする。
負けてたまるか。あんな奴に。
「そんなわけねぇだろ。本気だよ。日葵のこと。お前よりも愛してるんだよ。選ぶのは日葵なんだよ。でも日葵は俺を選ぶけどな。」
何なんだよ。こいつ。こんな奴を日葵が選ぶわけねぇだろ。
「これはこれは凄い自信をお持ちのようで。でもな、お前みたいなやつを日葵は選ばねぇよ。」
「そんなの分かんねぇじゃん。俺らが言い合っても最終的に選ぶのは日葵なんだから。ま、お前が選ばれるわけじゃねぇんだから諦めれば?」
さっきから何なんだよ。上からすぎるだろ。そんな奴を選ぶわけねぇだろ!バカか!
「警告ありがとうございます。でもな!お前なんかよりも俺の方が何倍も何倍も一緒にいるんだから勝てるわけねぇだろ!」
幼なじみの関係を出さないと対抗できない俺。
そう言わないと負けそうな気がして……
「いつまで幼なじみ幼なじみ言うんだ?そんなの捨てろよ。正々堂々と戦えよ!」
「はぁ?そんなもんとっくに捨ててるわ!幼なじみなんて思ったりことねぇよ。俺は昔から日葵しかいねぇんだよ。幼なじみもだけも女としても日葵さえいれはそれでいいんだよ!」
イライラしてその場から立ち去る。
勝てるかは分からない。
ただ日葵にとって俺はただの友達じゃない。
たくさんの困難も幸せも怒りも共に過ごしてきたんだ。これっぽっちの関係なんかじゃない。
でも振られるとその関係よりも翔琉との関係の方が上になってしまう。
それだけは阻止したい。
どんな手をつかっても。
今月末、俺らの学校では文化祭がある。そしてそこでは後夜祭もあってそこには毎年恒例企画として大人気の「告白大会」がある。
このチャンスを逃すわけにはいかない。
だから、ここで翔琉か俺かを日葵に選んでもらおうと思う。
決着をつけようと決心した次の日。部活に行く翔琉を待ち伏せした。
「おう!どしたんだよ!負けを認めに来たのか?お前らしくないぞー!」
負け?そんなもの認めるわけねぇだろ
「そんなんじゃねーよ。お前さ今月末に文化祭あんだろ?そこで決着つけようぜ!俺とお前が同時に告白する。そして日葵がどっちかを選ぶ。どうだ?平等だろ?」
これ以上に良い条件なんてない。これを受け入れてもらえないと不平等だ。
「いいぜ!俺とお前の真剣勝負。おもしれぇじゃん!ま、お前なんかに負けてたまるかよ」
散々言いやがって。何だこいつ。負けることを考えちゃいない。
「翔琉!負けたときのこと考えとけよ!お前に幸せなんて一生来ねぇよ!」
負けるのは翔琉だ。俺なんか負けるわけない。負ける理由がない。こんなに好きなんだから。
この俺様が…負けるわけない!