君と見たい世界







「ありがとね、楽しかった」


「うん、俺も楽しかった」





「じゃあ」と言って柊は自分の教室に戻っていった


柊との時間、一瞬だったな





「あ、戻ってきた」


「澪、お疲れ」


「ふふっ、もっと一緒にいたかったオーラ半端じゃないよ」


「えっ、そんなオーラ出てるの?」





「出てる、出てる」と笑いながら言ってる


でもあながち間違いじゃないんだよな





正直もっと一緒にいたかったし


同じクラスだったら良かったのにとも思った


だってそうしたら当番の間も


ずっと一緒にいられるし





「後夜祭誘ってみれば?」


「後夜祭か…」


「バンドが出たり、キャンプファイヤーとかするみたいだよ」


「そうなんだ…誘ってみようかな」





柊が興味あるかは分からないけど


もっと一緒にいたいから


柊に連絡してみると


いいよと返事が来た





後夜祭はグラウンドでやるのに


柊が屋上集合って言うから屋上にいくと


寝転んでる柊がいた