「ひ、ひなたくっ」
「あー……」
んんん?ご乱心っぽい…?
いやでも、すぐにこの手は退けてもらいたく…。
「……あのさー…」
「…うん?」
「有栖さん、そんなかわいい顔で笑わないで。困るから」
「…っ!?」
いきなり、爆弾でも落とされた気分。
かわいい…?カワイイ…?可愛いって、。
今度はわたしがご乱心の番。
……ずるい。
手、退けて欲しかったけど、なんでこのタイミングで…。
「…ふっ、顔まっか」
「〜〜っ…!!」
……恥ずかしすぎる。
もーれつに消えてしまいたい願望。
「見ないでください!!」
「無理」
「ねえ〜〜…っ!」
……ドキドキして、こころは痛いし、顔はあつすぎて溶けてしまいそう。
わからない。けど、
でも、なんだか、日向くんには完敗です。
絶対この日のこと忘れられないんだろうなって。
毎日のように思い出しちゃうなって。
「……日向くん」
「ん?」
「……やっぱなんでもない、です」
………もし、日向くんがよかったら。笑って頷いてくれたら。
今日の夜ご飯にでも、誘ってみようかな。

