お隣さんでしょうか




「はぁ……、片付けるかな」



よっこいしょ、と腰を下ろした日向くん。
わたし、まだ凍ったままだから動けないよ。

……でも、すごくドキドキして、ぜったい顔が真っ赤だ。



「ひ、日向くんっ、今日の夜ご飯とか、どうするの…?」



負けてたまるか…!!

と、意味のわからない闘争心からわたしだって声かける。



「あー……どうするかな。家もこんなだし、冷蔵庫空っぽだし、。」



………キタコレ。

夜ご飯いっしょにどう?夜ご飯いっしょにどう?夜ご飯いっしょにどう?

もう誘うしかないぞ、こはる…!



「あ、の、それなら、。わたしの家に食べに来な、い?」



緊張してかみかみだし、最後の一音は上手くでなかったし。

日向くんの返事が怖くて、キュッと目を瞑る。



「……え」

「いや、いや、嫌だったらぜんぜんよくて…!」

「…いや」



………がーーーん。

やらかした。失敗した。泣きそう。



「で、ですよね…!ごめなさ、」

「……じゃない」

「…へ」



いたたまれなくて立ち上がったのに、無遠慮に腕を引っ張られた。

日向くんは、首元に手を当てて。

……照れてる…?



「……いいの?夜ご飯」

「も、もちろん…!」