年の終わり大晦日、私は薺と一緒に明日のおせちの準備をしている。

 薺「お母さん、黒豆が煮えたよ」
 菘「ありがとう。冷めたら盛りつけてね」
 薺「分かった。蒲鉾切る?」
 菘「うん、お願い」
 
 私はお重に伊達巻と栗きんとんと数の子などを詰めて薺は蒲鉾を切り終えた。

 薺「蒲鉾切ったよ。」
 菘「うん。詰めるからちょうだい」
 薺「はい。エビと酢の物冷蔵庫から出す?」
 菘「お願い」
 薺「私も詰めるね」

 薺と2人でエビも酢の物も黒豆も冷めたからどんどんお重に詰めた。

 薺「出来た~」
 菘「出来たね。薺、手伝ってくれてありがとう」
 薺「うん。はぁ~。私、寝るね」
 菘「おやすみ薺」
 薺「おやすみお母さん」