恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 母さん笑顔で応援してくれた。
 俺は出来た生地を丸型に流し、型を軽く落としてからオーブンに入れて焼いた。
 ホイップクリームも出来上がり焼き上がった生地をオーブンから出した。

 優美子「良い色」
 友毅「電話が鳴ってる」
 優美子「私が出るわね。はい、三峰です」
    「奥さん、落ち着いて聞いてください。政治さんがケガをして病院に運ばれました」
 友毅「母さん.....」

 電話の相手は父さんの仕事仲間だった。
 母さんに声をかけたけど電話の受話器を持ったまま何も言わなかった。
 母さんのことが心配になった。そして、母さんは受話器をゆっくり切った。

 優美子「お父さんがケガをして病院に運ばれたって」
 友毅「えっ.....」
優美子「.....」
 友毅「父さん.....大丈夫だよね.....」
 優美子「とにかく病院に行こう」