菘ちゃんは帰った。その後もお客さんがたくさん来て予約のケーキも予約なしで買えるケーキもどんどん無くなった。
 そして日は落ち夜、ついにケーキが残り1ホールになった。

 香利「いらっしゃいませ」
   「あの、予約してないですがクリスマスケーキありますか?」
 香利「はい。ありますよ」
   「良かった.....。」
 香利「ご準備いたしますね」

 女性のお客様に笑顔で対応した後、最後のホールケーキを箱に入れて女性のお客様にケーキ入った袋を渡した。

   「ありがとうございます。どこのケーキ屋さんも売れ切れで困っていたんです。子供達が喜んでくれます。では」
 香利「ありがとうございました」
 友毅「お疲れ」
 香利「お疲れ様」
 友毅「店、閉めてくる」