恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 菘「会社からお菓子をもらえるなんて当たり前じゃないから持って帰ってくれて嬉しかった」
 芹斗「菘が喜ぶと思って持って帰ったんだ」
 菘「ありがとう」

 お茶をもう一口飲んで母さんはアップルパイを買いに行った時の話をした。

 菘「あのね、アップルパイを買いに言った時に香利ちゃんから新しいパン屋さんをみつけたから今度一緒に行こうって誘われたんだ」
 芹斗「場所は近いの?」
 菘「うん。近くにあるって。でね、教えてもらったパン屋さん喫茶店になっていて買ったパンをお店で食べれるんだよ」
 芹斗「食べ過ぎないでよ」
 菘「うん」

 父さんが心配するのも当然。母さんは食べすぎる時もあるから。そして、次の日の朝。