恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 僕は頬を赤くしながら、あの時ことをクラスの皆に話した。チャイムが鳴り3時間目が始まり4時間目まで終わった。そして、給食の時間。互いに机を向かい合わせにした。

 『いただきます』

 葉月「う~ん。美味しい」
 芹斗「美味しいそうに食べるね」
 葉月「だって、美味しいもん」
 
 給食を食べながらお喋りもして楽しい時間が過ぎた。お昼休み、仲間先生にお願いされた学校案内を始めた。

 芹斗「ここが、職員室で隣が保健室。」
 葉月「うん。うん」
 芹斗「この奥が体育館。2階に上がって右が家庭科で左が理科室。」
 葉月「は~い」
 芹斗「この階段を上がって3階が右が会議室とコンピュータ室で左が放送室。」
 葉月「なるほど。」