恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 その頃、母さんは応援席にいた。僕が出て来るのを今か今かと待っている。

 弥生「あ、おはようございます。そこ、開いてますか?」
 佳枝「おはようございます。はい。開いてますよ」
 弥生「パパこっち」
 和彦「どうも」

 葉月のお母さんは母さんの隣にシートを敷いた。母さんは葉月のお父さんに会うのは初めてだから挨拶をした。

 佳枝「この前はありがとうございました」
 弥生「こちらこそありがとうございました。私の主人です。」
 和彦「菘がお世話になっております。菘の父です」
 佳枝「芹斗の母です」
   「お待たせしました。全校生徒入場です」

 僕達は入場門からマーチに合わせて入場してステージ前まで行った。開会式が始まり運動会が幕を開けた。