恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 間仲先生「皆に自己紹介してくれるか」
 葉月「はい」
 
 その転校生の正体は葉月だった。葉月は自分で黒板に名前を書いて自己紹介した。

 葉月『葉月 菘です。よろしくお願いします。』

 自己紹介した葉月にクラスの皆は拍手した。
 
 間仲先生「自己紹介ありがとう。皆、葉月と仲良くするんだぞ」
     『は~い』
 仲間先生「席は春草の隣に座って」
 葉月「はい」

 返事をした葉月はスッと僕の所に来て微笑んだ。僕は思わず葉月の苗字を大声で呼んだ。

 芹斗「葉月~」
 葉月「どうも。また、会えたね」

 クラスの皆の視線が僕と葉月に向いた。僕は顔が赤くなった。
 
 間中先生「春草、葉月のこと知ってたのか?」
 芹斗「知ってた言うかその・・・・・」