恋いは赤い糸で 結ばれている 1

 そうだよね。夜に行くわけだし直ぐには返事は出来ないよね。夕方まで僕達は遊び家に帰った。葉月は夕食の作りの手伝いをしながら花火大会の話をした。

 弥生「今週、花火大会があるの?」
 葉月「うん。春草くんのお母さんも一緒に行くの。花火大会に行っても良い?」
 弥生「良いわよ」
 葉月「やった~」
 弥生「私も一緒に行くわね」

 葉月は飛び上がりながら喜んだ。夕食を食べ終わりお皿を洗い拭き終わってから僕の家に電話をかけた。

 芹斗「今週の花火大会に一緒に行けるの」
 葉月「うん。お母さんが車を運転してくれるから一緒に会場まで行こうって」
 芹斗「分かった。母さんに伝えとく。おやすみ葉月」
 葉月「おやすみ春草くん」

 お互いに電話を切った。今週の花火大会が楽しみになってきた。僕の自然と微笑んだ。だって葉月と花火大会に行けて嬉しいから。