「…だけど。心配だな」
殿と言うのが、ポツリとつぶやいた。
「そうだけど。最近、ちゃんと笑っている気がするけど。な?」
ちゃん付けするのが、動画を見ながら、みんなに意見をした。
「ああ。千花さんは最近咲さん意外にも笑っているよ。ほら、棒グラフにしたけど。今週は上りにのぼっている」
さん付けするのが、自分のパソコンを開いて、自分のフォルダをクリックしてみんなに見せていた。
「ほんとだ。上がってる」
ちゃん付けするのが、パソコンを覗きこみ、相変わらず飴をなめていた。
「だけど、少し気になるのが、木曜日に何かあったんじゃないかな。男心を探ったらどうだった?」
パソコンをいじりながら、ちゃん付けするのに聞いた。
「えー、変わりないよ。でも、西原?だっけ?気をつけた方がいいかも」
飴をなめて、ペロッと舌を出して言った。
「なんでだ?」
様付けするのが、聞いていた。
「…好きな気持ちが強すぎる。千花ちゃん。困ってるみたいだし。西原はよほど好きなのは分かるけど。限度があるよ。だったら、根岸の方いいと思うけど」
飴をなめ終わったのか、足を組んでみんなに言っていた。
「…まあ、たしかに。異常だけどな、西原は」
殿付けするのが、頷きながら答えた。