2時間後
「はい、これで終了!はい、解散!」
顧問が部活終わりの挨拶を終えてから、早々と部員は帰り始めた。
私たちは部活道具をしまい込み、咲と一緒に帰った。
外は夕陽が沈みかかっていて、もう少しで暗くなりそうだった。
「終わったね」
私は咲に言い、顔に汗がついていたので、タオルで拭き取る。
「はあ、うん、あとは明日だけだから」
咲はうーと背筋を伸ばして、ため息をついてから私に返事をした。
咲と話していると、後ろから声がした。
「広瀬!」
背後から根岸くんが私に声をかけてきた。
「根岸くん。え?なんで」
私は後ろを振り返り、根岸くんを見る。
「僕も部活で今終わったところ」
根岸くんはリュックを背負って、ニンマリと言ってくる。


