元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している



「そうだよ。先生仕方ない」

「仕方ない」

「ドンマイ」

「残念」

「しゃーない」

ファンクラブ共の一人は、いつも私を呼び捨てしている男子で。フアンクラブ共の一人は同意し、四人のフアンクラブ共も頷きながら言っていた。

「仕方ないじゃないだろ!広瀬の応援するなら、勉強しろ」

顧問は両腕を組んでフンと鼻をならして、ファンクラブ共達五人に言い放つ。

そんなファンクラブ共達五人は、少しシュンとした顔をしてから、何かをわかったように去っていた。

絶対、またくるなあ。
顧問に言われても、結局来るな。

前も顧問に来るなーと言っても、毎度毎度来る。フアンクラブ共達五人に言っても、ダメなのだ。

私はファンクラブ共達五人をボーッと見つめていた。

「はあー、やっと行った!広瀬、あいつらなんとかなんないのか」

顧問は困った顔をして、私にファンクラブ共達のことを聞いてくる。

聞いても無駄だ。フアンクラブ共達五人は意志が強い。

何を言っても、無理なのだ。
意志の強さは私がいるからだからと思うが、そこまでの気力と時間はない。

ある意味、尊敬するわ。

「なりませんよ、先生。何度も注意してもこれですから無理ですよ」

私は真顔でもう諦めたかのように低い声で顧問に言う。

体育館の上にいたのを見ていた女子卓球部はフアンクラブ共達五人がいった後、ラケットを持って打ち込みをしていた。

「あー、だよな。俺からも言っておくから。それじゃあ、練習するぞ!」

顧問は頭をかいてめんどくさそうに言った後、練習を再開した。