元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している

「大丈夫じゃないな。ってか、お昼西原凌と一緒に食べる予定なんでしょ」

私はお昼に西原凌と食べる予定を咲に言っていたので、咲は余計心配していた。

「…うん、そう」

私は呆然とどこかを見つめて、元気がなさそうに返事をした。
なんだかいつもと調子が狂う。

西原凌と話すようになってから。

女子クラスメイト達は、自分の机と友達の机をくっつけて、持参のお弁当を持ってきたり、コンビニで買ったパンを口に加えていた。

男子は、何が面白いか分からない話題で笑っていた。

内容までは聞こえなかったけど。

「…無理していくなら、やめた方がいいと思うけど」

私は何げなくクラス全体を見渡していたら、
咲は私の顔を覗きこむように聞いてくる。

「大丈夫!!どうってことない。西原凌なんて」

私は我に返り、心配そうにしている咲を私は少し明るめなトーンで言う。

心の中は、明るくも何にもない。
薄グレー色だ。