元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している


「…なんなの。西原は真面目なのか不真面目なのかわかんない」

私は涙を浮かべて、西原に言いたいことを言い放つ。

毎日のように会っていた西原がいないと気付くだけでこんなにも悲しいとは思わなかった。

「…なに。泣いてるの?」

西原は私が泣いているので目をキョロキョロさせてから首を傾げて、私を見ていた。

そして、西原は私の頭をポンっと手に置いた。

「な、なに」 

私に近づいてきた西原は、口角をあげて私に言った。

「可愛い」

ニッコリと微笑んで、私の頭を撫で撫でしてきた。

「はあ?」

私は下に俯いた。
西原の顔が見られなかった。
だって、今顔上げたら、すぐバレてしまう。

好きってことが。

「俺のこと、好きになってくれた?」

私の右手で持っていたドアノブを西原は私の手と重ねってきた。

「……べ、別に」

私は右側を向いて、そっぽを向いた。
素直になれない自分が嫌だ。

気持ちを伝えたいと思うのに、出来ない。
こんなんだから、私はいつも人に嫌な思いをさせる。